くすみやシワなどの肌トラブルは内臓の冷えが原因かも?

2018/10/19

くすみやシワなどの肌トラブルは内臓の冷えが原因かも?

くすみやシワなどの肌トラブルは内臓の冷えが原因かも?

肌のトラブルは、紫外線の影響やスキンケア不足、間違ったケア方法などが大きな原因となりますが、実はそれだけが原因とは限りません。
女性に悩みの多い「冷え症」の方ほど、肌トラブルが起こりやすいのです。

体の冷えは、内臓の冷えまでにもつながり、肌トラブルを起こす原因のひとつであると考えられています。
今回は、注意したい冷えの症状や、冷えが肌トラブルを生むメカニズムについてご紹介します。

冷え症と肌トラブルの関係

女性は男性に比べて筋肉が少ないことが「冷え症」になりやすい原因だと考えられています。
筋肉には体で熱を作りだし、体を温めるという役割があります。
しかし、女性は男性よりも筋肉量は少なく、さらに筋肉がつきにくい体です。
筋肉が多く、脂肪が多いことが女性に冷え症が多い理由なのです。

そしてこの冷え症は、体が冷えてしまうことだけについ目がいきがちで、寒がりだったり体が冷たいことが大変だと思われますが、ほかにも弊害がたくさんあります。
体が冷えているということは冷える部分の血流がにぶくなっている証拠だといえます。
血液は、単に体を温めるだけでなく、健康に生きていくために不要な老廃物を回収したり、健康の維持に必要な栄養素を全身の隅々まで運ぶ役割を持っているのです。

血流がにぶくなると、体内では生命を維持するために最低限な臓器を守ろうとするはたらきが起こります。
そのため、内臓の機能が低下し、老廃物を回収したり血液をろ過する力が弱まって、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。

自分が冷え症かどうかよく分からないという方は、自分のお腹周りを触ってみましょう。
もし、ひんやりとしていれば、内臓が冷えている可能性があります。

冷えが原因で起こる肌トラブルの症状

冷えが原因で起こる肌トラブルはさまざま。
冷えで血流がにぶくなったことにより、老廃物を回収する力が弱まって「むくみ」が起きやすくなったり、顔色に「くすみ」が出やすくなったりするのが代表的な例です。

その他にも、ニキビや吹き出ものができやすくなったり、シワやほうれい線が刻まれやすくなるなどの状況に陥ることも。
年齢を重ねるごとにシワやシミを修復する力は弱まります。

加齢に冷えが加われば、肌トラブルが改善しにくくなるばかりか、さまざまなトラブルを呼び込んでしまうことにつながるのです。

効果的に冷えを解消する方法

肌トラブルの大敵である冷え症を解消するためには、にぶくなった血流を改善することが大切です。
冷え症を助長させる冷たい食べ物や生野菜を食べることは控え、常温か加熱したものを食べるようにしたり、運動習慣をつける方法などが効果的です。

その他にも、体を温めてくれる効果が期待できる「生姜」や「にんにく」を意識して摂取するようにするといいでしょう。
定期的に運動をする時間がとれないという方は、マッサージをする方法がオススメです。
マッサージクリームを使用して、皮膚の表面をすべらせるように、体の左側から鎖骨、脇の下、足の付け根、くるぶしなどを集中的に撫でさすりましょう。

強い力を加えると効果が出にくい場合があるため、注意が必要です。
自己流のマッサージで効果が出ないと感じたら、マッサージのプロに施術を依頼することもオススメですよ。